Aqua Tips
No.015 耐圧チューブとワンタッチ継手の扱い方 - 2012.9.12
ダメな耐圧チューブの例

最も多いパターンで耐圧チューブの先端が垂直にカットされていません。 ダメな耐圧チューブを使っていると派手にガス漏れすることは無くても微妙に漏れすることがあります。 極微量が染み出すように漏れるためガス漏れの発見が困難になります。
こちらも良くあるパターン。 事務用ハサミなどでカットするとパッと見は垂直にカットできていても断面が荒れてしまいます。 これも微妙なガス漏れの原因となります。
何度か挿し直しをしたチューブの外周は傷が付いて表面が荒れます。 するとワンタッチ継手に差し込んだ時に隙間が出来てチューブの装着が甘くなりガス漏れ(染み出し漏れ)原因になります。 ボンベ交換時などにチューブを抜き差しすると、その後にボンベの減りが早くなったトラブル原因のひとつが染み出し漏れです。 水没させないと解らないくらい微妙な漏れですがボンベを無駄に消費しますので、先端の荒れた部分を2〜3cmカット(ジョイントスティックは交換)してから使いましょう。

耐圧チューブは真面目にカットしよう

耐圧チューブ専用のチューブカッターを使用するのがベストですが使用頻度を考えると購入意欲が沸きません。 代用にはハサミより工作用カッターが適しています。 包丁でダイコンを切るつもりでスパンとカットしてください。
工作用カッターでスパっとカットすればこの通り。 チューブカッターなど使わなくても垂直に綺麗にカットできます。 少しの手間を惜しんで無用なトラブルを招かないよう耐圧チューブは真面目にカットしてください。

締め付け継手とワンタッチ継手

耐圧チューブを接続する器具のチューブ口の多くは締め付け継手かワンタッチ継手になっています。 締め付け継手はCO2機器のセット状況に応じて耐圧チューブ、エアーチューブどちらでも接続できる仕様とする場合に採用されることが多いです。

締め付け継手の場合はチューブを取り付けてネジをしっかり締めたらチューブを引っ張って抜けないことを確認しましょう。
ワンタッチ継手は耐圧チューブ専用なのでエアーチューブを接続することは出来ません。 取り付けは耐圧チューブを真っ直ぐにグッと押し込みます。 チューブが斜めだったりダメな耐圧チューブを使うとガス漏れ原因となります。

取り外しはプッシュリングを均等に押し込みながらチューブを引き抜きますが、 抜けにくい時は力任せにやらず一旦チューブを奥まで押し込んでみてください。 無理に引き抜くと内部の爪を破損して使用不能となるので注意しましょう。