Aqua Tips
No.001 かんたん格安♪遮光板を作ろう - 2005.2.3
ちょっとした小技を紹介するAqua Tipsの第一回は照明消灯時に使う遮光板のお話です。
説明は後にしてとりあえず見てみましょう。

←水槽に装着し外側から見た様子
←水槽の内側から見た様子
要するに、遮光できるようなボードをフックで引っ掛けているだけですw
当然、引っ掛けたままでは鑑賞できないので必要に応じて取り外します。
で、遮光板を取り付けと何がいいのか?
・水草が真っ直ぐに育ちやすくなる。
・ガラス面に付着するコケが減る。
・魚、エビの飛び出し事故が減る。
目に見えて効果を実感できるのはこんなところです。

これで終わりでは芸がないので作り方です。
まずは遮光用のボードを用意しましょう。私の場合は「プラ段」なるボードを使っています。 プラ段はプラスチック製のダンボールです。 軽くて安いのでこれにしましたが、光を通さず軽くて加工しやすい板なら何でも良いと思います。
ホームセンターで900mm×900mmサイズが340円。 これを水槽サイズに合わせてカットします。

ボードを水槽の上辺より上に出すことで飛び出し防止になりますので魚種や通常の水面位置を考慮して高さを決めます。 ランプアイやポポンデッタといった「良く飛び出す困ったちゃん」も水面位置+10cmくらいでほぼ飛び出しゼロになりました。 60cm水槽で水面位置が上から3cmならボードサイズは60cm×43cm。不安なら余裕を持ってカットしておきます。
次はガラスに引っ掛けるためのフックです。
100円ショップダイソーで販売している「配線フック角型」は安いうえにS,M,Lサイズが売っています。 M=ガラス厚5mm・L=ガラス厚8mmまでの水槽に適していますので水槽のガラス厚にあった物を購入しましょう。

幅60cmまではフック2個、90cmで3個程度を使用しますので必要個数が足りるように買いましょう。
配線フックの先端にある"返し"は邪魔なので写真のようにカットします。 カッターナイフの刃をライターやガスレンジで熱して作業すると簡単にカットできます。

カットしたら付属のテープで平行に貼り付けます。 このテープは非常に粘着力が強いので、貼り付け位置を正確に測っておかないと後悔します(しました^^;)。
Aqua Tips いかがでしたでしょうか?
飛び出し事故は、照明点灯時や振動など魚がビックリしたときに発生しやすいのですし、 タイマー管理で夜間に照明点灯している水草水槽なら外光の影響を軽減するのにも役立つと思います。 かんたんに作れて500円程度の出費でデメリットも無いと思いますので今度の週末にでも製作してはどうでしょうか?